木津川の河川敷を有効活用してみよう！っという発想のもと、笠置キャンプ場で民間イベントが開催可能になりました。本格的な河川オープン化は2020年10月を目処として、ひとまず社会実験をしてみようということで笠置町木津川河川空間活用協議会が募集を開始しています。

全くオープンじゃなかった河川敷

募集では“食材・飲食物の販売や物販を伴う集客イベントの開催が可能です”っと書かれているのですが…これまで出来なかったことに驚きですよね。

実は河川法の制約上、河川敷は公益目的の利用に限られます。洪水時の水の逃げ場だったりと他の用途があるので、お金儲けの場所として活用するのは相応しくないと考えられてきました。その為オープンカフェなんて以ての外で違法行為になってしまいます。

それでも、木津川河川敷には笠置キャンプ場がある為キャンプは勿論、ボルダリング、カヌー等のアウトドア目的で年間万単位もの人が訪れます。笠置町は折角の集客力を、平成23年の規制緩和「河川空間のオープン化」を利用し、活用したい考えです。

オープン化でイベントや飲食店ができるかも

規制緩和により、地域の合意を得られ、地域の活性化などの水辺環境改善の目的が認められれば河川敷で営利的なサービス提供、飲食店なんかも営業できるようになりました。

笠置町の活性化を目指し、木津川河川敷もオープン化を目指していきます。

社会実験として、河川敷を活用したい民間事業者の募集を開始しました。笠置大橋下流側 笠置キャンプ場で販売や物販、イベントも開催可能です。

実験ではニーズや営業活動のための条件、恒常化に向けた課題などを洗い出し、具体的にどのように活用していくかの検討材料とします。

実際にオープン化した河川敷

他地域のオープン化の例としては、東京都の隅田川にオシャレなターリーズコーヒーのオープンカフェができたり、徳島市の新町川ひょうたん島遊覧船の乗り場やカフェをオープンしたりと、地域に新たな動線を提供しています。

上手く事が運べば木津川河川敷にも飲食店や新たなアクティビティの登場が期待できますね！

審査基準

ところで、どういった民間事業者が選ばれるのか気になるところですよね。

募集要項によると「地域、社会実験への理解度及び貢献度」が重要な様です。例えば、開催場所である笠置町キャンプ場を活用できているのか、飲食店であれば地元の相楽東部３町村（笠置町、和束町、南山城村）の食材を活用できているのかどうかが基準となるようです。

我こそは！っという事業者さんは、募集要項をチェックしてみてくださいね！

笠置町・木津川 社会実験 募集要項
：https://www.town.kasagi.lg.jp/cmsfiles/contents/0000000/812/youkou_2019110919221644.pdf
笠置町┃木津川河川空間の「社会実験」を公募します！