天候の変化も楽しみたい!最近は天候も変わりやすく、思わぬ場所で冠雪に見舞われるかもしれません。キャンプ中に雪が降って来たらどうすれば良いのか?対処法を覚えておきましょう。
雪キャンプの装備
まずは雪キャンプする場合の装備を見て行きましょう。
ワンポールテント
雪に適したテントはワンポールテントだと言われています。ドーム型でも大丈夫なのですが、雪が積もる面積が少ないので、より安全と考えられています。また、火器が使えるものが多いことも大きな特徴です。コットン製だと結露しにくくて、より便利です。
暖房器具
薪ストーブが人気です。ただし、就寝時は一酸化炭素中毒や火事を防ぐために必ず火器を消しましょう。
湯たんぽ
火器は消してしまうのが鉄則の為、湯たんぽで暖を取りながら眠る必要があります。
寝袋
冬用のマミー型をチョイスしましょう。マミー型は熱が逃げにくいので温かく眠れます。レクタングラー型の方が安くて手に取りやすいのですが、雪の中眠るのには適していません。登山用などの本格的なものを選びましょう。
極厚マット
雪は冷たいのでマットを1枚増やします。極厚銀マットの上に普段お使いのマットを敷くのがオススメです。人によっては厚手のレジャーシートも重ねて3層にするようです。
スコップ
雪の上で設営をする際、地面を固めたりテントの周りに壁をつくるのに使います。鉄製ならペグも打てます。
設営場所の選び方
広く平らで風が強くない場所がオススメです。雪の日はテントが倒壊して焚火で引火してしまう…なんてハプニングもあり得るので、場所選びは慎重に行いましょう。
あれば便利なもの
解氷スプレー
ファスナーが凍って開かなくなることもあります。雪国の方は車に常備しているものですが、都会人は忘れがちなので気を付けましょう。
マスク
凍傷や日焼け・火傷のリスクがあるのでマスクをする方がほとんどです。日焼けは、雪の照り返しもあり、火傷状態になってしまうこともあります。スキーやスノーボード用のものでも大丈夫です。
一酸化炭素警報機
一酸化炭素濃度が基準値を超えるとアラームが鳴ります。不慮の事故を防ぐ為にも、あった方が安心です。価格は大体1,000円台から。
ホワイトガソリン
寒いと点火しにくくなります。ホワイトガソリン等の気候に左右されにくい燃料を選びましょう。
コット
ソロキャンの場合はコットで底冷え対策をする方も多いようです。
雪の対処法
突然雪が降ってきた場合はどうすれば良いのでしょうか?タイミングによって対処も変わってきますが、時間があったら行って欲しいことは以下の通り。
防水スプレー
雪が積もりにくくなります。テントに満遍なくスプレーしておきましょう。
ペグの確認
倒壊のリスクが高まるので、しっかりとペグが打ち付けられているか確認しましょう。
設営前に積もってしまった場合は、設営場所の地面を固めてから設営します。スコップが無い場合はテントスペースを踏み固めてからペグを十字に打ち、雪を上から被せて抜けないようにしましょう。
マッドスカートのチェック
冷気をシャットダウンしてくれる、テントの下部分に付いているヒラヒラです。冬対応のテントに多くみられる機能ですが、雪が降ると外側に反れてしまうことがあるので、雪より内側(テント側)にスカートが入っていることを確認してください。
雪上の設営ではスカートをテント側に折り込んでおきましょう。
タープでワンポールテント
余裕があり、積もりやすそうなテントの場合はタープでワンポーツテント風に設営し直すのも有効です。
テント&タープが2張りある状況ならば、向かい合わせに設営し、ワンポール部分を合体することでリビングスペースの確保も可能です。
吹雪いている場合
倒壊防止の為にテントの周りに雪の壁を作っておくと安心です。カマクラの屋根の無いバージョンをイメージすると分かりやすいです。
水の確保
水道が凍ってしまうことがあります。余裕があれば水を確保しておきましょう。
雪キャンプの服装
通気性の良いものを重ね着
温かい事は第一前提としてあるのですが、キャンプは汗を各局面も多く、また思った以上に温まって睡眠中に大汗をかくこともあります。風邪をひかないように通気性の良い服を重ね着して調整するのがオススメです。